古き良き上司との再会③

古き良き上司との再会

そんなジャシンタが私の小さな長屋を訪ねて来てくれた。再会は7年振り程である。

彼女から久しぶりに連絡をもらったのは、一年ほど前のことだった。内容は、深刻な病に侵されてしまっているので、たまに私が何をやっているのか、連絡が欲しいとのことだった。初めてそのメールを読んだ時、私は何かの迷惑メールかと思ってしまった。
しかし、よくよく読み直してみると、ご本にからのメールで有ることは確かだ。なんせ、彼女の頭の良さと文章がまたそのメッセージから読み取れたからだ。しかも、同情は要らないとまで書いてある。

コロナ禍真っ最中だったし、こちらからお見舞いにも行けなかったし、面会するのも向こうがその気で無ければ無理であると思ってはいた。

治療を終え、髪の毛がやっと伸びた感じではあるけれど、ブロンドの明るい色の髪と、ブルーの目の色も相変わらずだった。ボチボチ元気そうである。ホッとした。

なんせ、グラスゴー弁で以前は彼女の言っている事を理解するのが難しく、会って彼女の言ってることが理解できるか?と心配したが、流石に私の英語力ももっと上達したのだろう、大分言ってることが分かった。またホッとした。

しかし、会話の中で解らない単語がでてきたりする。「Tattiesとソーセージがね。」とかって言われて、「何、Tattiesって?」と言うと、「スコットランド語でポテトのことよ。」と返された。へぇ。

ポテトのスラングはイングランドでは、Spudsと言う。調べてみると、なぜそう呼ばれるようになったのは定かではないが、1440年頃からその書記があるらしい。その頃は短いナイフの事を意味していたらしい。ポテトはもともと南アメリカ由来で、ラテン語のナイフが近い言葉だからではないかとのこと。

彼女と話しているうちに、やはり共通の話題である、以前一緒に仕事をしていた同僚たちと自然となった。彼女の元同僚に対するコメントは、他の上司、ジェーンと同じだったり、私が思っていたのと同じだった。
やはり、自分が思うほど人々は無知では無く、思っていても職場でそういうことを大っぴらに言うわけではないのだな。と今回も確証した感じがした。
ジャシンタは、「マネージャーだったし、当時はこんなことはあなたには言えなかったけどね。」とも言う。

もしも今イギリスや他の国、いや日本でも仕事をしていて、同僚に疑問がある方。廻りが何か言っていなくても、きっと他の人も同じようなことを考えているのかもしれないですね。

ジャシンタは、「次は男の子と一緒にうちにでも来てね。」(とはうちの主人のことを指して)と言って、ハグとキスを私にくれた。とても良い再会であった。

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